7名の高額滞納者につき4月末日をもって納入の無い場合には、除籍処分とすることが了承された。
白石理事から、〔1〕2004年度新入会員資格基準該当者146名を全会員に通知し、3月末まで異議の申し立てを受け付けたところ、3名の候補者に対して3会員(うち1名は氏名不明)から異議の申し立てがあった。〔2〕4月10日に山岸委員長・荒井副委員長とともに第3回資格審査を行い検討した結果、基準を満たしているものと判断し、146名全員を第70回総会に諮ることになった。なお、異議を申し立てた会員に対しては、委員長名で回答文書を送付したとの報告があった。
白石理事から、〔1〕4月10日に第3回選挙管理委員会を開催し開票作業を行い、当選者25名を決定した。今回の投票率は30.4%で、前回(26.5%)を上回った。〔2〕前々回までの選挙結果報告は、氏名は50音順、得票数は票順と別々に表記していたが、前回から氏名とその得票数を併記して掲載しており、今回も同様とする旨、了承された。
田中理事から、〔1〕『日本考古学』第17号の編集進捗状況と18号の投稿原稿数の報告および、平成16年度科学研究費補助金として150万円が内定したとの報告。〔2〕黒沢 浩編集委員に代わって設楽博己会員を、編集委員に委嘱したいとの提案があり、了承された。
矢島理事から、4月1日にモントリオールで開催されたアメリカ考古学会(SAA)総会での分科会開催報告があり、当日の英文予稿集が配布された。なお、5月8日(土)に第13回総括部会を開催するとの報告があり、了承された。
佐久間理事から、〔1〕群馬県太田市成塚向山1号墳・兵庫県芦屋市八十塚古墳群の保存要望書を関係機関に送付した。〔2〕北海道茅部郡森町鷲ノ木5遺跡については、4月9日に近藤委員長・高橋事務局長・石岡委員が現地視察を行った。〔3〕千葉県千葉市貝塚町貝塚群の保存問題につき、保存要望書の提出も含め検討中である。〔4〕平城宮跡の保存問題については、声明文案を検討中である。〔5〕沖縄県のとぅどぅまり浜遺跡の保存問題は、松本委員と北條委員で今後の対応を協議する。〔6〕三重県四日市市の久留倍遺跡の保存問題は、関西連絡会の委員が協力するかたちで保存にむけての協議・対策を実施している、との報告があった。
矢島理事から、実施要項にもとづき日程・役割分担の説明があった。続けて総会資料の提示があり、原案が了承された。
水村理事欠席のため外山事務局長から、2003年度4月1日〜2004年2月29日までの日本考古学協会としての決算報告(公益法人会計基準による)と、2004年3月1日〜3月31日までの有限責任中間法人日本考古学協会としての決算書(商法の規定による)が提示された。今期は現金・預金・在庫出版物等を、任意団体の日本考古学協会から譲渡されているので、納税額は200万円余りになりそうであるとの報告があった。続けて2004年度予算案の説明があり、繰越金はあるものの未収金が400万円を超えていることから、新年度予算は繰越金を組み込まずに作成したことが報告され、了承された。
白石理事から、先月理事会の結果を受けた「新入会員審議規定」ならびに「新入会員資格基準に関する内規」見直し案の提出があった。討議の結果、内規は理事会先決事項であることから「新入会員資格基準に関する内規」については、さらに検討を続けることにし、「新入会員審議規定」改正案は総会に諮ることになった。
〔1〕日本学術会議考古学研究連絡委員会報告
谷川理事から、日本学術会議考古学研究連絡委員会の主催によるシンポジウム「モノから見た東アジアの交流」が、10月9日(土)午後1時から奈良大学において開催されることになり、共催のかたちで協力するとの報告があった。
〔2〕事務局組織の整備について
石井理事から、局長の下に事務局次長を置くことが提案され、了承された。
〔3〕今後の総・大会開催地について
矢島理事から、2005年度総会は国士舘大学・大会は福島県、2006年度総会は明治大学・大会は愛媛大学、2007年度総会は東海大学・大会は熊本大学の予定であるとの報告があった。
以上