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2013年3月理事会議事録

 会議に先立ち、次期事務局長の長瀬 衛氏の紹介があった。

 田中理事から、本日の出席者は20名で過半数に達しており、本理事会が成立することが報告され、議事に入った。

会員の訃報について

 田中理事から、福岡県の吉留秀敏会員が2013年3月5日に亡くなられたとの報告があり、哀悼の意を表した。

議案第128号 第3回日本考古学協会賞について

 川名理事から、2月14日(木)に選考委員会を開催して応募のあった4件の審査を行い、大賞1名、奨励賞1名を選考したとの報告があり、承認した。

議案第129号 協会図書寄贈先決定等に係る検討小委員会の設置について

 橋口理事から、@現在の協会図書に係る特別委員会は、寄贈先募集規定に基づいた募集要項の作成中であり、4月理事会に募集要項案を諮る予定であること。Aこの答申案をもって特別委員会としての活動を終了することから、今後の募集・選定等の実務にあたる協会図書寄贈先決定等に係る検討小委員会の委員構成案が提示された。審議の結果、一部修正のうえ5名構成とすることを、承認した。

議案第130号 英文ジャーナルについて

 田中会長から、電子英文ジャーナル『Japanese Journal of Archaeology』の編集委員の国内4名の追加案、並びに顧問委員会を構成する顧問委員案が提示され、編集委員は国内5名、海外6名の合計11名、顧問委員は国内2名、海外7名の合計9名で原案通り承認した。また、執筆要項の提示もあったが、各自持ち帰り検討を行うこととなった。

議案第131号 国宝高松塚古墳壁画修理作業室の専門家特別公開の実施について

 西藤理事から、文化庁から今年度中に高松塚古墳壁画修理作業室の専門家に対する特別公開が実施されることになった旨の説明があり、田中会長・倉副会長・菊地理事・白井監事の4名が参加することで承認した。

議案第132号 日博協の請願について

 近藤理事から、財団法人日本博物館協会(日博協)から「福島県警戒区域の再興を担う博物館の復興・再生に向けて(請願)」についての賛同依頼がある旨の報告と、菊地理事から経緯についての補足説明があり、審議の結果、会長宛に正式な書類を日博協に要請したうえで、主旨には賛同することを承認した。

議案第133号 人文社会科学系諸学会における男女共同参画連絡会設立準備会について

 白井監事から、人文社会科学系諸学会における男女共同参画連絡会設立準備会の呼びかけ人有志から参加の誘いがある旨の報告があり、詳しい実情を把握するために、白井監事が出席することを承認した。

議案第134号 後援依頼について

 水村常務理事から、駒澤大学禅文化歴史博物館から「駒澤大学所蔵考古資料展 東アジアの考古学」への後援依頼があるとの説明があり、後援を承認した。

議案第135号 退会の承認について

 *退会届が提出されている旨の報告があり、退会を承認した。

報告第205号 2013年度予算要求について

 大工原理事から、2013年度の収入見込み額に対し、各委員会から提出された予算要求額が上回っていることが報告され、2012年度決算の結果を踏まえて調整し、4月の理事会に予算案を提出するとの説明があり、承認した。

報告第206号 第79回総会について

 河野理事から、第79回総会日程並びに理事役割分担(案)の説明があり、一部修正のうえ、承認した。

報告第207号 第6回アジア考古学四学会合同講演会について

 新田理事から、1月27日(日)に明治大学において第6回アジア考古学四学会合同講演会を開催し、160名余の参加を得たとの報告があり、承認した。

報告第208号 陵墓報告

 森岡理事から、@世界遺産と陵墓問題について、文化庁や宮内庁に対して要望書を提出する方向で、現在、案文を検討中である。A日本文化財科学会から陵墓15学協会に加入希望の連絡があり、正式な書類を待って、15学協会の承諾を得る手続きを進める。B2012年度の立入り観察を2月20日(水)に実施した。対象とした陵墓は、箸墓古墳(倭迹迹日百襲媛命大市墓)と西殿塚古墳(手白香皇女衾田陵)の2基で、当会からは森岡理事と菊地理事が参加したとの報告があり、承認した。

報告第209号 東日本大震災対策特別委員会報告

 近藤理事から、2月28日(火)に文化庁と面談を行い、@新年度から50名の派遣職員が派遣される。A復興予算は平成27年度で終了するが、埋蔵文化財に関しては報告書作成での体制確保と予算付けが図られている。B文化財の収蔵庫の建設について検討中である。C被災県市町村における職員募集についての協力要望があった旨が報告され、承認した。

報告第210号 協会図書に係る特別委員会報告

 橋口理事から、3月2日(土)に第12回委員会を開催し5月の総会における答申案の作成作業を行い、4月理事会で報告予定である旨が報告され、承認した。

報告第211号 国際交流委員会報告

 新田理事から、3月9日(土)に2012年度第3回委員会を開催した旨が報告され、現委員4名が今年度をもって任期満了のため、新委員の候補者を選定し、着任の交渉を進めている。また、2016年京都開催の第8回世界考古学会議について支援、協力の要請があり、承認した。

報告第212号 社会科・歴史教科書等検討委員会報告

 谷口理事から3月17日(日)に委員会を開催し、これまでの検討を踏まえ中学校の社会科教科書及び指導要領について検討を行っていくこと、検討に当たり社会科教科書の購入が必要である旨の報告があり、承認した。

報告第213号 埋文委報告

 馬淵理事から、@青森県五所川原市五月萢遺跡の保存決定を受けて礼状を送付した。A神奈川県茅ヶ崎市高座郡衙跡について、平成14年度に要望書を提出したが、現地の建設計画が動き出したことを受け、2013年3月21日付で再要望書を提出した。B長野県飯田市恒川遺跡群の現地視察・協議を3月2・3日に行った。C2月28日(火)に文化庁と懇談を行った旨が報告され、承認した。

報告第214号 会費高額滞納者について

 水村常務理事から、3万円の高額滞納者33名の報告があり、各理事が分担して督促に当たることになった。

以上