田村会長から、本理事会は、実質的には法人としての最初の理事会であり、協会として、旧石器捏造事件によって失われた考古学に対する信頼を取り戻す責務があること、研究環境の整備等につき調査・提言を行っていく必要があること、協会所蔵図書の活用をはかっていくこと等、新理事会の発足にあたっての方針を含めた挨拶があった。続けて各理事の自己紹介が行われ、議事に入った。
外山事務局長から、理事の会務分掌を示す「会務に関する内規(案)」が提示され、了解されたのを受け、田村会長・石川理事から新理事会組織と事務局組織の説明があり、各理事の役割が確認された。続けて、法人化に伴う規則等の改正の必要性について説明があり、来春の総会までに新法人に相応しい規則案を作成し、総会に諮ることが確認された。
石川理事から、大分県の佐藤 暁会員が2003年3月23日に亡くなられていたことが報告された。
河瀬理事から、大会日程・内容の説明があった。また、今大会の案内は、申込書も含めて協会公式サイトに掲載することが了解された。
石川理事から、来春の総会は5月21日(土)・22日(日)の両日、国士舘大学で開催する旨の報告があった。
石川理事から、10月9日(土)に奈良大学で開催されるシンポジウム「モノからみた東アジアの交流−7・8世紀を中心にして−」の報告があった。
菱田理事から、宮内庁との陵墓懇談は7月9日(金)に行うこと、今年から明治大学に会場を借りて事前打合せを行う旨の報告があり、協会からは菱田理事と石川理事が参加することになった。
石川理事から、〔1〕6月幹事会の報告:2004年度全国委員会の総括について、群馬県成塚向山1号墳・三重県久留倍遺跡・和歌山県根来寺遺跡・兵庫県八十塚古墳群・京都府宝菩提院遺跡湯屋跡・平城宮跡の保存問題について、2004年度夏期研修会について。〔2〕埋文の要望書を公式サイトに掲載すること、協会の埋文担当理事の選任にあたり要望を行うことが報告され、百瀬理事から、八十塚古墳群の補足説明があった。続けて金子(直)理事から、5名の全国委員の追加が報告され了承されるとともに、『第3次埋文白書』の進捗状況について説明があった。
大竹理事を、選考委員として推薦することになった。
外山事務局長から、表記内規は前理事会からの申し送り事項であるが、8月発行の『会報152』で2005年度新入会員の募集を行う都合上、本理事会で決定する必要があるとの説明があり、改正案の検討がはかられた結果、若干の文言の修正を行った上で了承された。
また、石川理事から、今春の第70回総会で一部改正した「新入会員審議規定」は、定款に基づき「新入会員審議規則」に代えることを来春の第71回総会に諮る旨の報告があり、了承された。
稲野理事から、『会報』と公式サイトとの関係について、〔1〕従来の『会報』に掲載してきた内容を公式サイトに掲載していくことを基本とする。〔2〕記事は情報提供の迅速化を図る。〔3〕会員の個人情報を含むものについては、当面『会報』のみに止める等の説明があり、各理事に対しても積極的な情報提供が要請された。
外山事務局長から、これまで事務局職員の旅費支給基準が無かったことから、公務員の基準をもとに職員旅費支給基準(案)を作成した旨の説明があり、原案通り了承された。
石川理事から、明治大学考古学研究室から表記の依頼がある旨の報告があり、後援は了承された。
石川理事から、各理事に応募者の推薦が依頼された。
石川理事から、2006年度は明治大学での開催を予定していたが、東京学芸大学に変更し、2007年度を明治大学とする旨の報告があり、了承された。